ひとりでもにんげん

旅好きなのにインドア派、一人でどれだけ遊べるか

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【シベリア鉄道一人旅】イルクーツク - モスクワ 二日目

2016年 8月17日(水) この日は8時に目が覚めた。起きても特にすることがなく、そこからさらに一時間ほどベッドに横たわってまどろんだ。そうしているうちに列車は止まる。ノボシビルスクの駅だ。手持ちのiPhoneの時間表記によると、ここでまた一つタイムゾ…

【シベリア鉄道一人旅】イルクーツク - モスクワ 一日目

2016年 8月16日(火) 朝。9時ごろに起床、というよりも起こされた。同室には誰も居ないはずだがなぜ……? と寝ぼけた頭で声の方を見ると、乗務員のおばさんが廊下から話しかけている。そして茶色い紙袋の包みを手渡してくれた。これは何だろう、と中を覗いて…

【シベリア鉄道一人旅】イルクーツク駅にて二度目の乗車

2016年 8月15日(月) イルクーツクの駅には夜の22時に着いた。だが列車の出発は午前1時過ぎだ。これから三時間あまりを駅で過ごさなければならない。まあ、今夜の寝床は確保されているのでそれほど気は張らなくていい。ロシアの夜を過ごすなら駅はまず安全…

【ロシア一人旅】イルクーツク市内を散歩する

2016年 8月15日(月) リストビャンカからのバスは16時半出発の予定だったが、5分ほど早く発車した。座席が満員だったのである。僕が一番最後に乗り込んだ乗客で、既にトランクはいっぱいだった。バックパックは膝の上に乗せるしかない。運良く窓際の席で、…

【ロシア一人旅】リストビャンカでの過ごし方(写真多め)

2016年 8月15日(月) 久々の一人部屋だというのに早く目覚めてしまった。昨日の昼寝がやはり効いたか。窓の外は快晴に近いいい天気である。顔を洗い、髭を全部剃って、再度の長丁場に備えた。今夜はまたモスクワ行きのシベリア鉄道に乗るのだ。 そう、モス…

【ロシア一人旅】バイカル湖のほとり、リストビャンカにて小休止

2016年 8月14日(日) バイカル湖のほとりに来た。とにかくシャワーを浴びたいがホテルのチェックインまでは時間がある。僕は湖畔沿いの道を左にひたすら歩いた。方角で言えばおそらく東向きだろう。 浜辺(と言っていいのかわからないが目にはそう見える)…

【ロシア一人旅】バイカル湖のほとり、リストビャンカへ

2016年 8月14日(日) さて、イルクーツク駅での心細い一夜を明かし、僕はトラムに乗っていた。おそらく始発の、ボロボロの路面電車だ。本当に電気で動いているのか怪しんでしまうほどのオンボロさだった。しかし座席は既に乗客で埋まっているほど繁盛してい…

【シベリア鉄道一人旅】イルクーツク駅での心細い一夜

2016年 8月14日(日) 午前1時。イルクーツク駅のホームに降りた。気温は低くはっきりと寒い。肌寒いってレベルじゃない。吐いた息が白くなるほどだ。ジャケットのジッパーを首元まで締め、背中をバックパックで温めて、駅舎へ向かって歩く。 さてどうしよう…

【シベリア鉄道一人旅】久しぶりの会話と、しでかしたミス

2016年 8月13日(土) ウラン・ウデ駅にて客室に一人残されてしまった、と思ったら入れ替わりに英語の話せる同居人ができた。言葉に飢えていたところにこれはありがたい。いや、僕だって英語がそんなに話せるわけじゃないけれど、ロシア語よりは何十倍もコミ…

【シベリア鉄道一人旅】ウラジオストク - イルクーツク 三日目

2016年 8月13日(土) 旅立って一週間。この日は色々なことがあった。 目が覚めたのは7時頃。いつもより早いのはなぜかというと、向かいのベッドのソーニャ親子が慌ただしく支度をしているからだった。上着を着て、カバンに荷物をまとめている。 7時半にもな…

【シベリア鉄道一人旅】ウラジオストク - イルクーツク 二日目

2016年 8月12日(金) 8時に目が覚めるもベッドから起き上がる気になれず、9時頃までうとうとして過ごした。他の乗客が動き出したところで、僕もようやく行動を始めることにした。 「ズドラーストヴィチェ!」 「ドーブラエウートラ」 景気付けに挨拶をした…

【シベリア鉄道一人旅】ウラジオストク - イルクーツク 一日目

2016年 8月11日(木) 朝9時に目が覚めた。同室の人々は既に起きているようだ。二段ベッドから降り、用を足しに車両前方に備え付けられたトイレへ行く。洗面所の蛇口から出る水は勢いが弱く、顔を洗うには適さなさそうだ。持ってきた汗拭きシートで顔を拭き…

【ロシア一人旅】シベリア鉄道に乗るぞ乗るぞ!

2016年 8月10日(水) カフェで腹を満たした後、僕は駅にほど近いスーパーマーケットへ向かった。シベリア鉄道搭乗に向けての買い出しだ。これからほぼ丸三日間、列車の中で過ごすことになる。食料の調達は必須だった。 もちろん鉄道には「食堂車」も連結さ…