2016年 8月19日(金) シベリア鉄道の車内で目覚めるのも今日で最後だ。予定通りなら昼にはモスクワへ着き、今夜のベッドに荷物を下ろし、丸四日ぶりのシャワーを浴びているはず。そわそわしているせいか、それとも鉄道内での生活を名残惜しく思っているせい…
2016年 8月18日(木) 列車がゆっくりと停まる音で目が覚めた。身につけっぱなしの腕時計を見るとまだ朝の6時前だ。どうやらエカテリンブルクの駅に到着したらしい。同室の人々はシーツを被ったまま眠っている。僕もまだまだ寝ていたかった。それを止める者…
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