イルクーツク
2016年 8月15日(月) イルクーツクの駅には夜の22時に着いた。だが列車の出発は午前1時過ぎだ。これから三時間あまりを駅で過ごさなければならない。まあ、今夜の寝床は確保されているのでそれほど気は張らなくていい。ロシアの夜を過ごすなら駅はまず安全…
2016年 8月15日(月) リストビャンカからのバスは16時半出発の予定だったが、5分ほど早く発車した。座席が満員だったのである。僕が一番最後に乗り込んだ乗客で、既にトランクはいっぱいだった。バックパックは膝の上に乗せるしかない。運良く窓際の席で、…
2016年 8月14日(日) さて、イルクーツク駅での心細い一夜を明かし、僕はトラムに乗っていた。おそらく始発の、ボロボロの路面電車だ。本当に電気で動いているのか怪しんでしまうほどのオンボロさだった。しかし座席は既に乗客で埋まっているほど繁盛してい…
2016年 8月14日(日) 午前1時。イルクーツク駅のホームに降りた。気温は低くはっきりと寒い。肌寒いってレベルじゃない。吐いた息が白くなるほどだ。ジャケットのジッパーを首元まで締め、背中をバックパックで温めて、駅舎へ向かって歩く。 さてどうしよう…